SトロベリージャM
「体温と体重だ。手で体温を確かめるより、もっと敏感な唇で確かめた方が正確だろう?あと、パーティで食べ過ぎないように喝を入れておかないと、太ってカジブタになってしまうだろ?帰ったら、また体重測定することをしっかり覚えておけ。」


「な・・なによ。カジブタって!?どっかのブランド豚みたいじゃない!バカにしたこと、豚さんとわたしに謝りなさいよ!」


実野里は、足をブラブラ振って抵抗したが、ダイは、微笑むだけでビクともしなかった。


そのまま、助手席に座らされた。


「はい、よくできました~。」


「なによ!その子ども扱いチックなのはっ!ちょっと、年上だからっ
って・・。」


「年上じゃねぇ!専属秘書だろ!そのくらい知っとけよ!」


「だって、教えてくれてないもん!」


「まぁ、いい・・。ついでに今言っとく。同い年だ。」


「そ・・そうなんだ・・。」


何となく、深くは聞かない方が良いような気がして、それ以上何も言わなかった。


ダイは、真っすぐ前を見据えていた。


「さぁ、行くぞ」


ベンツは朝日に照らされながら、出発した。
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