SトロベリージャM
「おかえり、手巻き寿司。どうしたんだ、お前、捨て猫みたいな顔して。」


「・・・」


(ダイも手巻き寿司、想像してたんだ・・。)


ダイは、実野里の頬っぺたに優しく手を添えた。


「分かってるよ。まだ、口にキスするのは抵抗あるんだよな。俺は、そんなことでお前を嫌いになんてならねぇよ。今日は勘弁してやる。まぁ、いつかは頼んだぞ。」


ダイの優しい表情と言葉に涙腺が刺激され、涙が流れた。


「泣くなよ。腕出してやっから。」


ダイが、タオルを緩めて実野里の腕を出すと、はみ出した干ぴょうのようになった。


ダイの瞳に、実野里の透けた胸元が映った。


海で見たときよりもはっきり見え、いくら水着を着ていても、胸元の凹凸はダイにとって、かなり刺激的だった。


陶器のような白い肌が、更に理性に追い討ちをかけた。


自制するように、慌てて目を逸らせた。


すると、蚊の鳴くような、いや、蚊の泣くような声が聞こえた。


「ダイ・・。わたし、立てれない。」



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