そばにいるよ。
「桜井朱翔です。宜しく。好きな人は…」
「「好きな人は!?」」
女子は、とっても興味津々みたい。
周りを見てみると、私以外は、みんな身体を寄せて聞いている。
「……………早乙女紗姫。」
「「ええええええ!? 」」
女子はめちゃくちゃ驚いてる。
私は、至って冷静だ。
だって、幼馴染みだし。
「なら、早乙女のところがいいなっ。それでいいか?」
「はい、いいですよ。」
「……………はぁ。」
さて、今日から、憂鬱な日々になるなと私は、思っていた。
「……………最悪だ、ライバル出現かよ。」
もう1人、紫月も憂鬱な日々になる予感をしていた。
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