そばにいるよ。


「桜井朱翔です。宜しく。好きな人は…」





「「好きな人は!?」」






女子は、とっても興味津々みたい。
周りを見てみると、私以外は、みんな身体を寄せて聞いている。






「……………早乙女紗姫。」






「「ええええええ!? 」」






女子はめちゃくちゃ驚いてる。
私は、至って冷静だ。

だって、幼馴染みだし。






「なら、早乙女のところがいいなっ。それでいいか?」






「はい、いいですよ。」






「……………はぁ。」






さて、今日から、憂鬱な日々になるなと私は、思っていた。






「……………最悪だ、ライバル出現かよ。」






もう1人、紫月も憂鬱な日々になる予感をしていた。










< 12 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop