そばにいるよ。


そのあと、俺と彌丹は、病院へ、運ばれた。






二人共、命に別状はなく、俺は、一ヶ月の入院で済んだが、彌丹は、三ヶ月の入院になった。






そして、俺と緋里は、入院した後に、駆け落ちしに、家を出ていった。






俺は、あの彌丹を、置き去りしてしまった。


誰にでも優しく、自分の気持ちを、ほとんど話さない彌丹を。









俺は、家を出ていったと同時に、後悔をした。






何故、彌丹を、もっとちゃんと考えてあげなかったのかと、そして、彌丹を置き去りにすれば、彌丹だけが悪人になるはずなのに、どうして、考えて行動しなかったのかと、今も、悔やみ続けている。






だから、俺は、紫月と紗姫には、俺のような、後悔をして欲しくない。




ずっと、親友だった二人には、例え、いけないことだとしても、後悔をしない自分たちは幸せの恋愛をして欲しいんだ。












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