竜王様のお約束
そんなコクリュウをまじまじと見つめたキリュウは、プッと吹き出した。
「そんなの知ってるよ。
だってあれは、僕がでっち上げた噂なんだから。
コクリュウにはどうしても、コウリュウを倒してもらいたかったんだよ、僕は。
で・・・お前を僕の言う通りに動く、お飾り竜王にしたかったの。
ついでに、琥珀色の瞳が手に入るなら、最高じゃないか。」
「な・・・!?」
コクリュウは、信じられないといった顔をして、キリュウを見返した。
「それが本心か、キリュウ。」
黙って聞いていたコウリュウが、静かに口を挟んだ。
「そうだよぉ。
天界を治める竜王を、意のままに僕が動かす。
こんな愉快な事ってないだろう?
僕こそが、真の竜王だ。
そして琥珀色の瞳も、僕のモノだ。」
キリュウは声高らかに、笑う。
「戯言を・・・。」
地を這うような重低音が響くと、キリュウの笑い声がピタリと止み、瞬時にキリュウの顔は強張った。
「そんなの知ってるよ。
だってあれは、僕がでっち上げた噂なんだから。
コクリュウにはどうしても、コウリュウを倒してもらいたかったんだよ、僕は。
で・・・お前を僕の言う通りに動く、お飾り竜王にしたかったの。
ついでに、琥珀色の瞳が手に入るなら、最高じゃないか。」
「な・・・!?」
コクリュウは、信じられないといった顔をして、キリュウを見返した。
「それが本心か、キリュウ。」
黙って聞いていたコウリュウが、静かに口を挟んだ。
「そうだよぉ。
天界を治める竜王を、意のままに僕が動かす。
こんな愉快な事ってないだろう?
僕こそが、真の竜王だ。
そして琥珀色の瞳も、僕のモノだ。」
キリュウは声高らかに、笑う。
「戯言を・・・。」
地を這うような重低音が響くと、キリュウの笑い声がピタリと止み、瞬時にキリュウの顔は強張った。