ハートマークの数だけ・・・



「マジ…で?」


うつむいてゆっくり頷く立川。


その頬も耳も真っ赤で、嘘じゃないんだって実感できる。



ヤバイ・・・超うれしー。


「・・・私、男の人と喋るの苦手で。でも里見くんとメールするのはすごく楽しくて」


恥ずかしそうに話す立川がすげぇ可愛い。


「里見くんの色んなこと知れて嬉しくて。気付いたら・・・好きになっちゃてたの」


一緒だった。

俺と同じ気持ちだったんだ。




ギュッ―――



「俺も立川と毎日メールすんのすげぇ楽しかった。
もっともっと俺のこと見て欲しかった」


「・・・うん」



今までで一番近い距離。


腕の中に、立川がいる。

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