ハートマークの数だけ・・・


自然と出てきた言葉。


嘘、偽りない言葉。



俺のこと好きじゃないって分かってる。


でも、これで最後にするから。


フラれても、それでも胸張って良い恋だったって言えるように・・・。



「・・・本当、に?」


「・・・ん、ごめん。迷惑だって分かってんだけど」


「・・・・・・し、も」



誰もいないのにそれでも聞き取れないほど小さな声。


「えっ?なんて?」




「~~~私も、好き、ですっ!」


え? えぇっ? ええぇぇ!?!?!?



ちょっ、ちょっとマジで!?


夢か!? 夢だろ!?


だって失恋覚悟だったんだけど!!


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