ねえ、『好き』だよ?
ねえ・・・、答えて!?

誰でもいいから!

答えて!?


・・・ん?誰ェ・・・・・?

「かなちゃん!!おきてッ!お~き~てェ~」
「うっるさいなー」
って!?お母さんかよッ
「も・・・・・・・。ぎやッ!」
あたしは、猛スピードで、走って、

着替えて、ご飯食べて、歯を磨いた。

「いってきまーす」
「いってらっしゃーい!!」

「ぐわァ~!久しぶりに遅刻しそー!!!!!」
走って走って走りまくり、結局~・・・

「あれー?奏、今日遅かったね。」
「ゆ・・・優衣おはよォ~」
「お、おはよ。」
あたしは、教室について、すぐダウン・・・。
何日ぶりだろうか?




「バイバ~イ!!」
帰るのヤダなあ・・・。
暇だし、玲那と遊ばなきゃだしィ・・・

あの話を聞いてから、玲那は、キライになった。

『やっぱり』でしょォ?
でもさ、恋する乙女って、意外とデリケートな部分もあるわけよ。
んなのに!!!!!那美枝ったらあ・・・・・・・。

那美枝は、『幸は、玲那が好き』つった奴。意外とクラスの奴等にも嫌われてる。


「一緒にかあ~えろ♪」
この声は、玲那だ。
「べ、別にいいけどォ・・・」
はァ・・・。疲れた。

想うのも、疲れました。
アナタは、もう、あたしの頭の中から、出てこないから・・・。
探すの、もう疲れました。面影すら、見つかりません。


アナタに今、会いに行きます―
< 11 / 22 >

この作品をシェア

pagetop