俺がお前の生きる理由。(仮題)
「・・・お前、熱くねーか?」
額に手をやると普通ではない熱さを感じた。
未だに苦しそうに肩で息をしながら、『なんでもないです』と言う。
「何でもないわけねーだろ。」
睨みながらそう言うと、柳瀬葵を抱き上げた。
『ッ!!!
お、下ろしてください。私、帰らないと・・・』
「うるせぇな。黙ってろ。」
そのまま図書室を出ていつも迎えが来る場所に向かう。
その間も小さく抵抗を続けるこいつ。
「ちっ、、大人しくしてないとまたキスするぞ。」
『・・・』
一括したことで静かになる。
だいたい熱があるってわかって俺がそのまま帰すわけねーだろ。
先ほどの抵抗していた気力はどこへいったのか、だんだんと苦しそうな表情に変わり意識を手放した。
最後に“帰らなきゃ、、、帰らなきゃいけないんです”と呟いて。