俺がお前の生きる理由。(仮題)
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部屋に戻ると柳瀬葵の姿がなく点滴も外されていた。
「あいつ・・・」
ちっと舌打ちをしながら、長い廊下に出る。
「だれか、学園の制服着た女見なかったか?」
使用人たちに向かって問いかけていると1人の女使用人が答える。
「私が玄関まで案内させていただきました。」
「は?
何で帰したんだよ。」
「申し訳ございません。お嬢様、血相を変えてお急ぎのようでしたので、、、」