俺がお前の生きる理由。(仮題)




やばいと、瞬間的に思った。




日常的に暴力を振っている海藤の奴らが、学校が終わって何時間も帰ってこない葵を黙って見逃すはずがない。



だからこそ葵も急いでたんだろうし。





「大場、車出せ。」


俺の専属運転手である大場にそれだけ伝えると、秋吉も呼び出す。


秋吉を連れ、急いで車を出させる。





「準備は整ってるんだ。間に合ってくれよ・・・」







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