俺がお前の生きる理由。(仮題)
「お前さ、自分がだれのものか分かってんの?」
『は、い』
髪を引っ張られ、その痛さにうまく声が出ない。
「言えよ。誰のものなんだよ」
『ゆ、ゆうとさまです。』
そういうと、ふっと笑い髪を掴んでいた手を離す。
「葵」
『は、い』
「まだまだわかってないね。お仕置きが必要かな」
“また、また今日も始まる・・・”
そうどこか諦めたような、でもこれから起こることに恐怖しながら主である男を見つめる。
まるで楽しいおもちゃを見つけたかのような、危険な色を含んだ男の目を・・・。