俺がお前の生きる理由。(仮題)
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桐生家程ではないが、一般家庭ではないことを物語る大きな屋敷。
ピンポーンとインターホンを鳴らすと、「どちらさまでしょうか」と声が聞こえる。
「神矢学園の桐生楓と申します。燈子様と、悠斗さんにお話があって来たのですが。」
「少々お待ち下さい」
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「奥様、神矢学園の桐生楓様がお会いしたいといらっしゃっているのですが。」
「・・・桐生楓!?
なぜ桐生家の御子息が・・・・
いいわ。通して。」
予想もしない突然の来客に、おいしいビジネスの話かと期待を寄せるいかにも金持ちそうな服や装飾品を身にまとった化粧の濃い女の口角が上がる。