俺がお前の生きる理由。(仮題)
「・・・柳瀬葵を私に引き取らせていただきたい。」
その場の空気が凍りつく。
「な、何をおっしゃっているのですか?。」
訳が分からないという引きつりながら笑顔を浮かべる燈子にもう一度、はっきりと告げる。
「ですから、柳瀬葵を桐生家で引き取りたいと言っているんです。」
表情を崩さずそう言う。
「なぜ、葵を??あの子はうちで働かなければならない理由がありますの。」
「はい、知っています。ですから、それ相応の金額は用意してあります。
柳瀬葵の母親、柳瀬愛実が海藤家から持ち去った、5000万と、引き渡して頂く代金として5000万円。計一億でいかがですか。」