俺がお前の生きる理由。(仮題)
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来客用の部屋に通された楓と秋吉がしばらく待っているとドアがノックされる。
「お待たせしてしまって申し訳ありません。
はじめまして、私、会長の海藤燈子と申します。」
名刺を渡すとにこやかに笑う海藤燈子(かいどうとうこ)。
「突然お伺いして申し訳ございません。私、神矢学園の桐生楓と申します。」
「はい、存じております。それで、桐生財閥の御子息がどういったご用件でしょう。」
「単刀直入に話します。」
海藤燈子が唾を飲むのが分かった。
期待に満ちた目で楓をまじまじと見つめる。