やっぱり好き。
「グスッ・・・。ふぇっ・・・。」
私はいじめられていた。
理由は・・・・・
男の子。
私と親しくしてくれていた
男の子が原因だ。
私もだけどね。
私の年齢の頃にも
「王子様的存在」という人はいた。
わたしは
その男の子が
周りの女子からそんなふうに思われているなんて
知らなくて
私たちは親のよしみで仲良くしていた。
それに嫉妬していた
他の組の女子が私を・・・・。
全組で襲ってきた。
いつもは少人数で私のところに
よく来ていた。
くると、必ずいじめをされる。
でも、慣れてくると
我慢を覚え始めた。
砂をかけられても
お弁当をひっくり返されても
いやだけど
それなりに我慢できていた。
だって、先生に言ったって
どうにもならないんだもん。
ここはお金持ちしか通えない。
だからもちろんおやは偉い人。
だから、いじめをしているなんて
本人の親に言ったら
幼稚園は大変だ。
ここは
モンスターペアレントしかいないのだから。
あたしを除いて。
そして
全組の女子たちは
私に
大量の砂をかけた。
水をかけた。
たくさんひどいことをされた。
でも
誰ひとり助けに来てくれなかった。
でも
たったひとりだけ
助けに来てくれた人がいた。