猫人・人猫
いつの間にか一緒になって眠ってしまい、一階のキッチンから漂って来る良い匂いで目を覚ました。
今日はカレーかな。
「……んー、良く寝た」
日曜の夕方はダルい。
サザエさん症候群というやつ。
明日は学校。
また一週間が始まる。
愚痴を零せば「義務教育じゃないんだから、嫌なら行かなきゃ良いだろ」と言われそうだ。
そういう問題じゃないんだなぁ……誰しもが絶対一度は感じるダルさだと思うんだよ。
「睦美ー、手伝ってー」
「はーい」
階段の下から響くお母さんの声に応え、私は大きく欠伸をし部屋から出た。
おたまはまだ寝ていた。
一体、どれだけ寝れば気が済むのだろう。
本当に羨ましい限りだ。
「お腹空いた」
「さっきまで寝てたくせに」
「寝ててもお腹は空くんですー」
キッチンに着くなり、空腹を訴える私にお母さんは笑った。
日曜の夕方は確かに憂鬱だ。
でも、夕食の手伝いをして、家族で食卓を囲むのは好き。
ご飯を食べれば、明日も頑張ろうという気が湧いて来る。
「おたまちゃんは?」
「私の部屋。まだ寝てたけど、そろそろ降りて来るんじゃない?」
そろそろご飯の時間。
おたまもその時間がわかるらしく、いつも時間きっかりにキッチンへやって来るのだ。
.
今日はカレーかな。
「……んー、良く寝た」
日曜の夕方はダルい。
サザエさん症候群というやつ。
明日は学校。
また一週間が始まる。
愚痴を零せば「義務教育じゃないんだから、嫌なら行かなきゃ良いだろ」と言われそうだ。
そういう問題じゃないんだなぁ……誰しもが絶対一度は感じるダルさだと思うんだよ。
「睦美ー、手伝ってー」
「はーい」
階段の下から響くお母さんの声に応え、私は大きく欠伸をし部屋から出た。
おたまはまだ寝ていた。
一体、どれだけ寝れば気が済むのだろう。
本当に羨ましい限りだ。
「お腹空いた」
「さっきまで寝てたくせに」
「寝ててもお腹は空くんですー」
キッチンに着くなり、空腹を訴える私にお母さんは笑った。
日曜の夕方は確かに憂鬱だ。
でも、夕食の手伝いをして、家族で食卓を囲むのは好き。
ご飯を食べれば、明日も頑張ろうという気が湧いて来る。
「おたまちゃんは?」
「私の部屋。まだ寝てたけど、そろそろ降りて来るんじゃない?」
そろそろご飯の時間。
おたまもその時間がわかるらしく、いつも時間きっかりにキッチンへやって来るのだ。
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