森の人
やがて、

「武器になりそうな木は見つかったかい?」

コンビニの袋一杯にキノコや葉っぱを詰めて、拓也とコウヘイが戻ってきた。

「な、何とか」

そう言って澤山が指差す先には、長さ2〜3メートル、太さは人の腕程の木が、十数本置かれていた。

「凄いじゃないか!よくこんなに集められたね」

「茜達は?」

拓也は、辺りを見回しながら尋ねた。

「空洞の中で休んでます…」

「そうか…。まぁ、無理もないな」
「よし。じゃあ、俺達だけで武器を作ろう」

そう言って拓也は、置かれた木に近付いた。

「まず、この木の先を鋭く削ろう」
「そして毒草をすりつぶして、木の先に塗るんだ」

「分かりました」

二人は力強く返事をすると、早速木を削り始めた。

「その間に俺は、毒草をすりつぶしておく」
「これは危険だから、塗る時は肌に触れないように気を付けてくれ」

「はい」

そして三人は、それぞれの仕事にとりかかった。
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