ひとつ、ベッドの中
小さいころから、ずっとそんな両親におびえて。


家の中では心が休まることがなかった。



小学校1年生のとき。


お母さんが投げた食器が割れ、破片がお父さんの腕に当たった。


真っ赤なものが床に飛び散った。


あたしは怖くて裸足で家を飛び出した。


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