ひとつ、ベッドの中
『今日は僕のベッドで眠ろう?』


凌ちゃんにそう言われて、あたしは凌ちゃんのベッドに入った。


小学校低学年のあたしたちにとって、同じベッドで寝るってことに、おかしな意味なんて一つもなくて。



ただ、あたしは誰かがそばにいてくれることが嬉しくて。

安心して、震える体を凌ちゃんの横に並べたの。


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