ひとつ、ベッドの中
「……どうかした?」


あたしがそう聞くと


「ごめん、詩織」


突然頭を下げた。




宏太君に謝られることなんて何一つない。



なんで謝るの――?





「姉貴と河村が別れたの、俺が原因なんだ……」


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