ひとつ、ベッドの中
何を言われているか分からなかった。
凌ちゃんは、悲しいけれどお兄ちゃんに過ぎなくて。
あたしになんて、1ミリも女を感じていなくて。
だから、だから――
「どういう……こと……?」
頭が混乱する。
凌ちゃんが、凌ちゃんじゃなく見えた。
凌ちゃんは、悲しいけれどお兄ちゃんに過ぎなくて。
あたしになんて、1ミリも女を感じていなくて。
だから、だから――
「どういう……こと……?」
頭が混乱する。
凌ちゃんが、凌ちゃんじゃなく見えた。