ひとつ、ベッドの中

救えるのは

「話、ある」


久々に、宏太君から呼び出された。


なんとなく真面目な会話を避け、曖昧な関係を続けていたあたし達。



そろそろちゃんとけじめをつけないと…そう思っていた。




あたしから口を開く。


「あの、香澄さんは……?」


香澄さんは本当に凌ちゃんが好きだった。


本当は別れたくなかったかもしれない。


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