ひとつ、ベッドの中
凌ちゃんは今、一人暮らし。


凌ちゃんが高校生になった時におじさんの海外赴任が決まり、おばさんもついて行くことになった。


だからこうしてあたしも凌ちゃんちに堂々と来れる。


まさか、高校生になったあたしたちが一緒のベッドで寝るなんて。

いくら幼なじみだとしても、おばさんたちは許してくれないだろう。




『淋しいときはいつでもおいで』


あたしは、合い鍵を持っている。



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