ひとつ、ベッドの中
……えっ…


「パト…カー……?」


何がなんだか分からない話の中で、あたしが拾えたのはその単語だった。


「うちに来てたんじゃ……」


連れ去られるんじゃないかって、いつも怯えていたパトカーの赤色灯が脳裏に映る。


「変なこと言わないでちょうだい。いくらなんでもうちは警察のお世話にはなっていないわ」


お母さんは目くじらを立てた。


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