ひとつ、ベッドの中
「そんなに焦らないで――」

「詩織は俺のモノだって、証が欲しい―」


そう言って、凌ちゃんがあたしの唇を塞ぐ。

いつもより、激しく。


「……んっ」


心まで溶けてしまいそうなキス。

嘘偽りなく、愛されていると感じるキス。




「……もう、あたしは凌ちゃんのものだよ」

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