ひとつ、ベッドの中
………。


この瞳に屈しちゃいけない。


「今は、ダメ…。わかるよね…?」


あたしだって、許されるなら抱かれたい。

けど。

今日はあたし達にとっては特別な日だから。




「今ここでやめるとか、収まりがつかないんだけど?」


凌ちゃんは『はぁぁ…』と萎えたような声を出して、あたしの胸元に顔を埋める。

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