ひとつ、ベッドの中
「あー、もう分かった分かった、今日は好きなだけ抱き合ってくれ」


苦笑いした凌ちゃんは、気を利かすように男子の輪の中へ入っていった。


笑顔で写真を撮り合う凌ちゃんを見て、泣きながらも頬が緩んだ。


クラス替えの無い2、3年。

高校では大きい一歳の年の差を、まるで感じさせないくらいこのクラスに溶け込んだ。

4年間の高校生活を終える凌ちゃんこそ、感慨もひとしおなはず。


優秀な凌ちゃんは、国立大学の工学部へと進路が決まっている。

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