ひとつ、ベッドの中
「目が合っただけで逃げればそりゃ追いかけるだろ。我々も仕事だからね」

「人を疑うって、嫌な仕事だな」


そう吐き捨てると、


「詩織、行こう」


凌ちゃんはあたしの手をとって歩き出した。






「凌ちゃん、ありがとう……」


< 99 / 423 >

この作品をシェア

pagetop