片思いの俺


俺は大嫌いな数学の時間にはいつも眠りこけている。


コツンっと消しゴムが投げられてきた。
誰だよ?


俺は消しゴムが投げられてきたほうを見た。




……朝日出渚沙だ。


朝日出渚沙が眉を眉間によせてこっちを向いたていた。



今時ノーメイクでここまで綺麗な子を初めて見た。








「ちょっと聞いてる?」
さっきから呼んでいたらしいたらしい。
……見惚れてたなんて言えないな。


< 8 / 19 >

この作品をシェア

pagetop