囚われの身のメイド様!!?〜いじわる三つ子の甘い檻〜




「強気な子ほど燃えるんだよね〜」



危険だ。



イケメンさんの声音が変わる。



どっどうしよう....!!

このままでは私の純情が....っ!!



ブーッブーッ



ケータイのバイブ音が響く。



私のケータイじゃない。



これは....



「ああ、いいとこだったのに」



イケメンさんの残念そうな声が聞こえたと思うとイケメンさんの腕のから少し力が抜ける。



今しかない。



「さらば!!」



「え!!?ちょっと!!?」



私は隙を見てイケメンさんの腕から逃れる。


そして再び逃走☆



ガチャッ




「待って!!」



バタンッ



私は私を呼び止めるイケメンさんを無視して扉を閉める。



あっ危なかった〜




早くこの変態屋敷から出なくては。



命のみならず、私の純情まで危機にさらされている。









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