銀の精霊・森の狂王・時々、邪神
「違う! こんなのは違う!」
あたしは激しく頭を左右に振った。
乱れた髪の毛先が頬に突き刺さるように当たる。
こんな理由で全てが失われた。皆が、かけがえのない大切な物を奪われてしまった。
これでいいはずがない!
せめてモネグロスの想いは、アグアさんに伝わらなければならない!
それによってアグアさんが真実を知る事になっても!
それで絶望の底に落ちる事になったとしても!
「モネグロスの愛は、アグアさんにだけは伝わらなければならない!」
体が燃えるように熱い。込み上がる強い感情が鼓動を速める。
全身の細胞が目覚めるように、水が共鳴していく。
―― ポウ……。
アグアさんの足元の地面が、突然淡い光を放ち始めた。
無数の小さな丸い光が浮かび上がって、まるでアグアさんを囲むようにして光っている。
あれは……モネグロスの涙だわ!
モネグロスが最期に流した幾粒もの涙の雫が、光を帯びて浮き上がっている!
『アグア。愛しの君よ』
聞き慣れた声が鳴り響いて、驚いたアグアさんが周囲を見回す。
ひとつの涙の雫が大きく輝き、その光の中にモネグロスの幻影が浮かび上がった。
あの姿は、初めて会った時のモネグロスだわ。
砂漠の神殿で衰弱し、アグアさんに会える日を切望していたモネグロス。
『アグアに会いたい……』
思いのこもった言葉を残し、ひとつの光が消えた。
あたしは激しく頭を左右に振った。
乱れた髪の毛先が頬に突き刺さるように当たる。
こんな理由で全てが失われた。皆が、かけがえのない大切な物を奪われてしまった。
これでいいはずがない!
せめてモネグロスの想いは、アグアさんに伝わらなければならない!
それによってアグアさんが真実を知る事になっても!
それで絶望の底に落ちる事になったとしても!
「モネグロスの愛は、アグアさんにだけは伝わらなければならない!」
体が燃えるように熱い。込み上がる強い感情が鼓動を速める。
全身の細胞が目覚めるように、水が共鳴していく。
―― ポウ……。
アグアさんの足元の地面が、突然淡い光を放ち始めた。
無数の小さな丸い光が浮かび上がって、まるでアグアさんを囲むようにして光っている。
あれは……モネグロスの涙だわ!
モネグロスが最期に流した幾粒もの涙の雫が、光を帯びて浮き上がっている!
『アグア。愛しの君よ』
聞き慣れた声が鳴り響いて、驚いたアグアさんが周囲を見回す。
ひとつの涙の雫が大きく輝き、その光の中にモネグロスの幻影が浮かび上がった。
あの姿は、初めて会った時のモネグロスだわ。
砂漠の神殿で衰弱し、アグアさんに会える日を切望していたモネグロス。
『アグアに会いたい……』
思いのこもった言葉を残し、ひとつの光が消えた。