光源氏の腕の中【仮】
私のすべて、

命をかけて、我が子を産んだから。

・・・

意識を失ったのではない。

・・・

私の命のともしびは、

赤ちゃん産声と共に、消え去ってしまった。

・・・

私の亡骸は、

帝が寝るはずの墓地へ、

埋葬された。

・・・

赤ちゃんは、

死産と公表された。

それはなぜか?
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