俺様ホストに愛されて


すっかり怯んでしまったあたしは、エレベーターに乗り込むまでドギマギしていた。



「リュウって……一体何者?」



いくらNO.1でも、こんな高級マンションに住めるもんなの?



家賃ってどれくらいなんだろう……⁉



まさか、お客さんに買ってもらったとか⁉



「別に普通だろ?」



いや、普通じゃないよ……?



「んな心配そうな顔すんなよ。妃芽はなんも考えねぇでいいから」



その言葉が引っ掛かったけど、それ以上はなにも聞くなというリュウの異様な雰囲気を察して黙り込んだ。



そんな態度を取られると、余計気になるんだけどな。


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