【短】君しか好きになれない
でも決めるのは私じゃなくて、穂波くんだもんね。
私はそう思って瑠菜がいるところに戻った。
……………………。
瑠菜からの視線もそうだけど、周りの視線がすごく痛い。
司会「次はなんと!学園のプリンス3年生の類さんです。どうぞ」
学園のプリンスが出るんだ。
でも私たちの学年からは出ないんだね。
瑠菜「私たちの学年の男子が出ないのは、こんな大勢の前で告白したくないからね」
私の心の中を読みとったのか瑠菜が突然話し出した。
そうなんだ。
皆、大勢の前で告白するのが恥ずかしいんだね。