長い夜の甘い罠【完】

私は必ず彼に復讐をする。

肉体的な復讐よりも精神的な復讐で彼を追い込み、最後に肉体的な復讐で全てを終わらせる。

その為なら、例え好意がなくとも一夜を共に過ごす事も結婚する事だって安易な事。

復讐だけが私の全て。


「お待たせ。ピザもう来ていたの?相変わらず早いのね」

「そうだな。食うか」


シャワーを浴び終えリビングへと戻ると、ダイニングテーブルにはピザやサラダ、飲み物まで用意されていた。


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