長い夜の甘い罠【完】
「いただきます」
やっぱり彼は私の好きなピザを頼んでくれてた。紳士的と言うか女慣れしていると言うか…。
ピザを食べながら普通に会話をするし、時折笑い合ったりもする。
彼は私が彼に対して愛情を抱いていない事を知ってるし、それでも構わないと、寧ろその方が先があって楽しいとプロポーズをして来た。
私は迷う事なく承諾した。
だって復讐するチャンスが出来たんですもの。こんなチャンス二度と来ないと思うから逃がす訳ないわ。