長い夜の甘い罠【完】
携帯電話を開けて普段打つ事のないメールを打ってみる。
“今日は疲れてるから、会うの来週にしてくれない?”
男へと送信完了。
あの男が素直に分かったと返事が来ない気もするけれど、疲れてるって言えば何とかなりそうな気もするし。
とにかく今は男からの送信を待つしかないわね。
定時での上がりまで後三十分。
男から連絡来るのだろうか。
そもそもメールに気付くかどうかも分からないわよね。
気付いてくれる事を願うわ。