長い夜の甘い罠【完】
「…隼人のマンションへ行く」
「ああ、分かった」
隼人はそっと身体を離すと、私を見つめながら微笑んでくれる。
本当にこれで良かったのよね。
過去は消す事が出来ないけれど、未来を変える事は幾らでも出来る。
隼人とならきっと素敵な未来を築いて行く事が出来る。
お父さん、お母さん、逞。
きっと皆を笑顔に出来る日が来るから、それまで待っていてね。楽しみにしていてね。
「美咲、愛してる」
「私も、愛してる」
私達は共に目を閉じ、今までのどんなキスよりも、甘く優しいキスを交わした。
隼人…私の事をずっと見ていてくれて有難う。これからもずっと傍にいてね。
ずっと愛してる。
【END】

