初恋シグナル~再会は恋の合図~
スリーポイントを決めた辻村くんがゆっくりと上げていた腕を下ろして、そしてようやく周りも音を取り戻し、ワッという歓声が溢れた。
ハッとしてスコアボードを見ると、私のクラスが僅差で勝っていて。
「やったーー!」
と、隣の弥代、そして周りで応援していたクラスメイトとハイタッチをした。
「……水」
「え!」
いつの間にか挨拶を終えてコートを出ていた辻村くんにいきなり後ろからそう声を掛けられて、驚いて振り向く。
「水!喉乾いて死ぬ」
「え、ちょ、そんなこと言われても」
それくらい自分で用意しといてよ!