初恋シグナル~再会は恋の合図~



「辻村くんおつかれー!カッコよかったよー!」


私の隣で、弥代がにっこり笑ってスポーツドリンクの入ったペットボトルを差し出した。



「ども」



それを受け取って、キャップを開ける辻村くんに、私はびっくりしてその手を掴む。



「待って!何してんの弥代、それ私のじゃん!!」


「え?そうだっけ」



そうだっけ、じゃないわ!!



「そんなことどうでもいいんだけど。飲めれば何でもいい」


「は…!」



なにその無関心!


と、あんまりなふたりに呆然としている間に辻村くんは私の手を振りほどいて、グイッとスポーツドリンクを口に運んだ。


すごいスピードで減っていくペットボトルの中身。


……ていうか全部飲んでるしー!!



「私の!!」


「ごちそーさん」


空になったペットボトルを渡されて、私は思いっきり辻村くんを睨んでやった。


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