初恋シグナル~再会は恋の合図~
────そして、いよいよ準決勝。
相手は同じ2年生だったけれど、見るからにバレー経験者ですって人ばかり。
中学時代に試合したことある子なんかもいるし。
コートの脇ではクラスメイトが応援してくれていて、普段そんなに注目を浴びることもないから、なんだか緊張してしまった。
もうすでに1セット取られていて、このセット取られたら負けが決まってしまう。
なんとか接戦に持ち込んではいるけど、相手優位の試合展開は変わらない。
──ダンッと音がして、足元にボールが打ちつけられた。
相手チームのアタッカーは、どうしてバレー部に入らなかったんだろうってくらい、上手い。
「ごめん!」
「今のは仕方ないよ!どんまいどんまい!」
チームメイトは優しく励ましてくれるけど、今の、中学時代の私ならとれた気がする。
やっぱり、練習ってさぼったらダメなんだ。
積み重ねなんだ。
なんて痛感する。