初恋シグナル~再会は恋の合図~
そう思って、私は審判からボールを受け取り、いつもどおりサーブを打とうとボールを高く投げ上げる。
「…っ!」
ボールを打つと同時に軽く踏み込んだ瞬間、ズキン、と足に痛みが駆け抜けた。
思わず、顔を歪める。
私の打ったサーブは、相手コートに入ることなく、ボスッと鈍い音を立ててネットにかかった。
「どんまい…、って美祈、どうしたの!?」
振り向いたチームメイトたちが、びっくりしたように私のもとに駆け寄ってきてくれた。
あまりの痛みに、私は足を庇うようにうずくまってしまっていたから。
「ごめん…。ちょっと捻った、かも…」
「えええ!!」
「でも、多分そこまでひどくないから大丈夫だよ!まだプレーできるから!」
本当はすごく痛かった。
でも、立っていられないほどじゃないし、迷惑はかけたくなくて、私は無理やり笑って見せた。