初恋シグナル~再会は恋の合図~
「とりあえず、足見せて」
「え」
「……え、ってなんだよ」
きゅっと眉間にしわが寄る。
「もしかして手当てしてくれようとしてる?」
「もしかしなくてもそうだけど」
「い、いいよ!自分でやるから!」
ここまで運んできてもらった上手当てまでしてもらうなんて申し訳なさすぎる。
……それに、男の子に足見られるなんて恥ずかしい!
「うるせーな、やってやるって言ってんだから大人しく手当てされとけ」
「や、だからいいって…いたっ!!」
私の言葉を聞いているのかいるのかいないのか、辻村くんは黙って私の脚を軽く持ち上げて、ジャージの裾を捲った。
掴まれた拍子に痛みが走る。