だぁーッいすき
「散歩でもするか?」
このままいたら
俺の音が聞こえちゃいそうだ。
「うん。」
よかった。
俺たちは上着を来た。
「暗いね。」
まきちゃん怖いのかな?
「手つなぐか?」
俺、また、なに言ってんだ?
「うん。」
そう言ってまきちゃんが
ちっちゃな手で
俺の手を握る。
「夏実公園行くか?」
それは昔俺らがよく遊んだところ。
「行く行く!」
テンション上がっちゃってるし。
夏実公園は猶見公園の反対の方向だ。
「2人で手をつないで歩くなんて久しぶりだな。」
ちょっと照れながら。
「そうだね。」
まきちゃんの手の握る力が
強くなった。
それに応えるように
握りかえす。
「到〜着!」
10分ほどで到着。
ベンチに座る。
電灯がついてる場所に。
夜に初めて来た。
「ここってデートスポットだったんだね。」
そういわれ回りを見てみると
いちゃついてるやつらが
たくさんいる。
いつか、あーなりたいと
思う。
まきちゃんと。
「眠たくなってきちゃった。」
そういって
俺によりかかるまきちゃん。
やべーよ。
俺必死に我慢してるのに。
バカだなー。
「帰るか?」
本当はまだ帰りたくない。
「帰りたくない。」
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