愛 ~②巻~
『はぁ…勉強…しよう…』


「おぅ♪」

気持ち悪っ…。

私は椅子に座る。

宮先は向かいの席に座る。

「なぁ…お前…欲しい物ってある…?」

『いきなり何…?』

「まぁ良いから言え!」

欲しい…物…。

『無いね…』

「何だよっそれ!」

宮先は机に突っ伏す。

敢えて言うなら…

『時間が…欲しい…』

「時間?」

『過去に…戻れる…時間…』
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