愛 ~②巻~
私はそろーと宮先の顔を見る。


『あっかーい♪』

林檎みたいに赤い。

「なっ!」

宮先は私の顔を見た瞬間…

私を強く抱き締める。


『ひゃっ!?』

足が浮かぶ。

宮先は私を強く抱き締めたまま、

足を曲げないので、私は浮かぶ。

宮先は背が高いから…。
< 76 / 264 >

この作品をシェア

pagetop