BLOOD§INFECTION
つまりこうだ
感染し、吸血鬼となった者は大量感染させ、殺戮をすることにより、細胞が【進化する】のだ
かくして、惨事は起きた
パニックに陥り、感染者を放たれた隣国は無論、攻撃も受け、まともに戦える状態ではない
対する自国も、まさか吸血鬼が日が昇って生存しているなんて予想できたはずもなく、対吸血鬼戦略など練っていない
ここから導き出される結果は一つ
大量感染
感染者は隣国の民を襲った
そしてその民が自国の兵を襲った
自国の兵はこれまた自国の民を襲った
そして四方八方へ
そんなウイルス兵器の使用をしるはずもない国境を接した国々が次々に倒れて行った
発生源の周囲の国はほぼ壊滅状態
かろうじて情報伝達があった国は、吸血鬼の苦手とする銀で城壁を作った
そして、その猛威は島国、日本をも襲った
以上にして、人類とウイルス兵器との戦いが開幕したのである