BLOOD§INFECTION



「別に、結果オーライ。
勝ったんだし関係なし。
お蔭さまで一万四千…何位か忘れたけど、大飛躍できたわけだし?
これ、完全に異例な飛び抜けよう、すげー。」


俺は素直に感謝の気持ちを述べる

すると、何を思ったか神無さんは唇をきつく噛み、頬を朱に染め、眉を寄せた

あ、余計なこと言って怒らせたかも


「まっ、まぁ、うちのお陰やな!!!
しっかりと感謝するがええ、ははっ、あははははは!!!!!」

…何なんだこの人は



そんなこんなでがやがやとしながら道を進んでいく


「あ、確認なんだけど…今回の討伐はレベル2が5体だっけ?」

「そうや、比奈千春、初狩りにしてはハードなのにぶちあたったな。」



…あなたが突然巻き込んだんですけど

狩りに出れるということは嬉しかったので、ここはその恨み言は黙っておくことにした




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