BLOOD§INFECTION



「レベル2が5体を10人がかりってハードなんだね。」


「そりゃ、そーや!!
レベル2は1と桁違いに強くなる、特殊能力も持って大変なんやで!」

「それは身を持って体験しました。」


「せやな。
軽々と倒してたみたいやけど。」

「それはたまたま…。」


まるで攻められているように感じ、顔を明後日の方向に向ける


「まぁ、吸血鬼で最強なのは今確認されている中ではレベル3が最強なんやけどな。」


そんな俺の様子を見て、神無さんが諦めたように軽くため息をつき、独り言のように言った


「神無さんは戦ったことあんの?」

「ある。」


俺の質問に真面目な顔をして、神無さんが即答した


「あの時は璃玖先輩、麗王先輩が一緒やったからなんとか勝てたな。」

「黒塔上位ハンターをもってしても、倒すのに難航する吸血鬼か。」





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